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2023.12.15 Friday
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ビンテージギターによくある
鉄の棒(トラスロッド)がネックに埋め込まれており
外からはレンチで調整は出来ないタイプのもの
しかしながら鉄棒が埋め込まれているとはいえ
その多くは反ってしまっている
今回はそういったタイプのネックのリペア
ナットを外して、指板にヒーターをかけます
接着剤が溶けだしてきたところで、指板をゆっくりはがします
きれいに剥がれるかは接着剤の種類にもよります
とても綺麗に剥がすことが出来ました
鮫の頭の形をした細長い鉄の棒が出てきます
事前に計測していたネックの反り、ロッドからの反り
水平、縦横のねじれ等を計り、修正の目安を立てます
ここからはひたすらスケールとにらめっこで、削り続けます
かなりの集中力と労力がいります
その間に指板も水分を含ませて、ヒーターで真っ直ぐに矯正します
ネックと指板をズレ無く、慎重に合わせ圧着します
必要以上の接着剤は作業の妨げになります
圧着終了後、再度フレットの状態を確認し
すり合わせを行い、完成です
ストレートなネックになり、ストレス無くプレイすることが出来ました